義理の妹が住んでいる関係で、年に3、4回はバーミンガムに行きます。
ちょっと前の話になりますが、前回、バーミンガムに帰ったときに「指輪物語」を書いたトールキンの住んだ家に近い「セイホーミル」のまわりを、朝走ってみました。
トールキンという人は、かなり数奇な運命をたどった人で、お父さんのお仕事の都合で外国で生まれ、お父さんが亡くなったため、トールキン少年はお母さんと一緒に帰ってきて、バーミンガムの母方の実家に住むことになったわけです。
家のちかくにあったセイホーミルとこの森に通い、トールキン少年はホビットの世界観をふくらませていったのだと言われています。
やがて母親にも先立たれ、孤児となったトールキン少年は教会の運営する孤児院に入り、そこで出会った別の孤児の少女がやがて、彼の伴侶となったのです。
ところで、この森の途中の広場で、カササギ(Magpie)のグループに出会いました。
白と黒の燕尾服を着たような鳥、カササギには言い伝えがあり……
One for sorrow
Two for joy
Three for a girl
Four for a boy
Five for silver
Six for gold
Seven for a secret, never to be told
ということで、1羽だけしかいないときには、イギリス人は急いでもう1羽どこかにいないか探したり(1羽だと「悲しみ」を意味することになるので)。
ところで、これ何羽いるんでしょうね。ここに写りきらなかったのもいたので、6羽(ゴールド)くらいかしら。ふふふ。
実は今回、これを確認するためにウィキペディアで調べてみたら、どうも続きがあるみたいです。
Eight for a wish
Nine for a kiss
Ten for a bird you must not miss
うーん、いいですねえ。
トールキンの森で拾ったゴールドでした。
...and Nice and Lovely Tiny Things.
ロンドンでの生活、取材裏話、日々思うこと、小さな発見などなど、KRess Europe(クレス・ヨーロッパ)の代表KYOが綴ります。目指すは「役には立たんが、ちょっとおもしろい」ブログです。
15.6.11
13.6.11
ドキュメンタリー映画「Senna」
日本語のトレーラーもあったんですが、ちょっとクサ過ぎてどうかと思ったので、英語版を採用(↓)。日本では昨年の秋に公開だったようなので、ご覧になった方もいっぱいいらっしゃるかとは思いますが…。
私自身も一番夢中になってF1を観ていた頃の話なので、やはり、これは観なくては、と思っていたところ、会員になっている近所の映画館で公開されていたので、行ってきました。
当時の大半の日本人F1 ファンに反して、私は実はセナって好きじゃなかったんです。だから、ああいうかたちで彼が亡くなったのは、あまりにフェアじゃない、と思ったものです。だってこれで伝説のレーサーになっちゃいましたからね。
映画そのものも、セナプロの確執、FIAとの確執にフォーカスを当てたものでした。よって、常に苦悩するセナ、という感じです。私としては、このトレーラーの最後にあるような(たぶん92年のモナコだと思うけど)セナとマンセルとの素晴らしいバトルもちょっとは見せて欲しかったなぁ…なんぞと思いつつ、まぁ、映画としてはとてもよくまとまったストーリー性のある秀作だと思います。一緒に行ったダンナも、おもしろかったと言っていたので、特にF1 ファンじゃなくても楽しめる映画に仕上がっていると思いました。
個人的に、この映画で一番感動したのはロン・デニスのカッコよさでしょうか。容姿が、というのではなく、この人のモータースポーツにかける情熱は、一貫しているなぁ、と。ドライバーなんか辞め時がきたら、みんなさっさか辞めちゃうし、スポンサーだって企業だって、時期がきたらサヨウナラ~って去っていってしまうなかで、いまも同じスタンスで第一線で関わっているってすごいことです。
上記で触れたマンセルとのバトル、やっぱり悔しかったので(私にとっては今まで観たなかでベストレースですし)、探してきました(↓)。F1 の黄金時代にファンだった方もそうでない方も、ぜひぜひ一緒にお楽しみください。
私自身も一番夢中になってF1を観ていた頃の話なので、やはり、これは観なくては、と思っていたところ、会員になっている近所の映画館で公開されていたので、行ってきました。
当時の大半の日本人F1 ファンに反して、私は実はセナって好きじゃなかったんです。だから、ああいうかたちで彼が亡くなったのは、あまりにフェアじゃない、と思ったものです。だってこれで伝説のレーサーになっちゃいましたからね。
映画そのものも、セナプロの確執、FIAとの確執にフォーカスを当てたものでした。よって、常に苦悩するセナ、という感じです。私としては、このトレーラーの最後にあるような(たぶん92年のモナコだと思うけど)セナとマンセルとの素晴らしいバトルもちょっとは見せて欲しかったなぁ…なんぞと思いつつ、まぁ、映画としてはとてもよくまとまったストーリー性のある秀作だと思います。一緒に行ったダンナも、おもしろかったと言っていたので、特にF1 ファンじゃなくても楽しめる映画に仕上がっていると思いました。
個人的に、この映画で一番感動したのはロン・デニスのカッコよさでしょうか。容姿が、というのではなく、この人のモータースポーツにかける情熱は、一貫しているなぁ、と。ドライバーなんか辞め時がきたら、みんなさっさか辞めちゃうし、スポンサーだって企業だって、時期がきたらサヨウナラ~って去っていってしまうなかで、いまも同じスタンスで第一線で関わっているってすごいことです。
上記で触れたマンセルとのバトル、やっぱり悔しかったので(私にとっては今まで観たなかでベストレースですし)、探してきました(↓)。F1 の黄金時代にファンだった方もそうでない方も、ぜひぜひ一緒にお楽しみください。
第1回London R@iseフリーマーケット
ご報告がものすごく遅くなってしまいましたが、5月の最後の土曜日、義援金集めのためのフリーマーケットを開催してきました。
この第1回の開催に向けて、グループ名を「London R@ise」とし、Facebookのページと新たにブログも立ち上げました。
www.facebook.com/LondonRaise
http://oxox4jp.blogspot.com
さてさて、今回は少しは要領のわかってきた私たち。前回のトライアル時に荷物の運び入れがとっても大変だったこと、朝の混乱のなかで、身ぐるみはがされそうなバイヤーたちの攻撃があること、などを前提に、今回は前回よりも2人多い5人体制でのスタートです。
まずは6時半に到着して、門の前の列に並びます。前回ですでに見知った顔がちらほら。「元気だった?」「また来たの?」とフレンドリーに言葉をかけてもらえて、すでに常連トレーダー気分です。ふふん♪
7時過ぎにようやく番号札が配られて……。
33番をゲットしました。前回よりも2番早い……でもこの番号がロケーションを意味しているわけではないので、「角地でありますように」と祈る私たち。前回たまたま角地を割り当ててもらえて、お客さんが2面から商品を見られる利点を知ったので、角地がいいなーと思っていたのです。
と、前回もお隣で商売をしていた3人組に声をかけられ、ちょっと若い番号をもらいました。彼らの番号札、くっついて2枚あったんですって。
ちょっと昇格…。私たちの札も後の人にあげました。
7時半になって、番号札順に入場開始。ここで、通常は場所代の10ポンドをお支払いするのですが、前回「義援金集めのためだから、という趣旨を手紙にまとめてきてくれれば、ときどき場所代をただにするくらいのことはしてあげられるかも」、と主催者の方に言われたので、用意していった手紙をここで提出。「今回は支払いなしでオッケーよ」という言葉に、全員小躍り。これで、10ポンド多く寄付することができます。
さらに、なんと前回と同じ角地をゲット。なんだかとてもスムーズな滑り出し……と思いきや、これが激しい戦いの始まりでもありました。
我々が、シートを広げて、荷物を地面に置くや否や、がーーーっとハイエナのように群がってくるトレーダーの皆さん。
「パフューム、パフューム!」「ジュエリー、ジュエリー」「ゲームソフト!」「このバッグにジュエリー入ってるけど」
って、そこ、勝手にかばんあけない!
前回の教訓を胸に「まだ準備中なので、15分待ってください」「セットアップするまで売れないので、ちょっと後で来てください」と私たちも、慌ててたたき売ったりすることなく、今回はかなり冷静。
前回私が、慌てふためいて、1ポンドとか2ポンドで売ってしまって、「やー売れた売れた」とおめでたくも喜んでいた、使いかけのパフュームは、ちゃんとひとつ5ポンドで買っていただくことができました。ふぅー。
ちょっと心配していたラジカセなどの大物も、車から売り場に運んでくる途中で商談成立したり…
もしも売れなかったら持って帰ります…とご提供者がちょっと弱気だったデスクチェアも、ちゃんと買い手がつきました。
そのほか、大物も以下のように続々と買い手がついて。
Nintendo DS 日本仕様(25ポンド)
エスプレッソマシン、2カップ用(25ポンド)
Play Station 2(25ポンド)
画材セット(15ポンド)
また、開催者の方が、「日本人の義援金集めのストールにはいいものがあるからおすすめよ」と来るお客さんたちに宣伝してくれたり、売り物となるブツを持ってきてくれた日本人は無料で入場させてくれたり、本当に協力的でありがたかったです。
経験は力なり、で、今回はみな商売上手で、必要以上に値下げもせず、そしてお洋服などはコーディネーションしてディスプレーしたり(そうしておくとセットで買ってくれることも!)、結局、ピークの時間帯は6人でフル稼働でも忙しいくらいでした。
そしてそして、気になる結果は、といいますと、ジャーーーン!
売り上げは、461.90ポンドでした!!
写真には、451.90ポンドと書いてありますが、これは場所代をウッカリ計算に入れてしまったからです。ということで、461.90ポンド、さっそく小切手にしてGlobalGivingの「Japan Earthquake and Tsunami Relief Fund」に郵送しました!
これもひとえに、物品を寄付してくださった方々、また労働力を提供してくださった方、そしてフリーマーケットで買ってくださった方々、みんなの力ですね。本当に感謝。
次回は、6月25日(土)に開催の予定です。残念ながら私自身は日本に帰国中の時期にあたるので、参加できませんが、物品、ご協力者とも、常にお待ちしております。
この第1回の開催に向けて、グループ名を「London R@ise」とし、Facebookのページと新たにブログも立ち上げました。
www.facebook.com/LondonRaise
http://oxox4jp.blogspot.com
さてさて、今回は少しは要領のわかってきた私たち。前回のトライアル時に荷物の運び入れがとっても大変だったこと、朝の混乱のなかで、身ぐるみはがされそうなバイヤーたちの攻撃があること、などを前提に、今回は前回よりも2人多い5人体制でのスタートです。
まずは6時半に到着して、門の前の列に並びます。前回ですでに見知った顔がちらほら。「元気だった?」「また来たの?」とフレンドリーに言葉をかけてもらえて、すでに常連トレーダー気分です。ふふん♪
7時過ぎにようやく番号札が配られて……。
33番をゲットしました。前回よりも2番早い……でもこの番号がロケーションを意味しているわけではないので、「角地でありますように」と祈る私たち。前回たまたま角地を割り当ててもらえて、お客さんが2面から商品を見られる利点を知ったので、角地がいいなーと思っていたのです。
と、前回もお隣で商売をしていた3人組に声をかけられ、ちょっと若い番号をもらいました。彼らの番号札、くっついて2枚あったんですって。
ちょっと昇格…。私たちの札も後の人にあげました。
7時半になって、番号札順に入場開始。ここで、通常は場所代の10ポンドをお支払いするのですが、前回「義援金集めのためだから、という趣旨を手紙にまとめてきてくれれば、ときどき場所代をただにするくらいのことはしてあげられるかも」、と主催者の方に言われたので、用意していった手紙をここで提出。「今回は支払いなしでオッケーよ」という言葉に、全員小躍り。これで、10ポンド多く寄付することができます。
さらに、なんと前回と同じ角地をゲット。なんだかとてもスムーズな滑り出し……と思いきや、これが激しい戦いの始まりでもありました。
我々が、シートを広げて、荷物を地面に置くや否や、がーーーっとハイエナのように群がってくるトレーダーの皆さん。
「パフューム、パフューム!」「ジュエリー、ジュエリー」「ゲームソフト!」「このバッグにジュエリー入ってるけど」
って、そこ、勝手にかばんあけない!
前回の教訓を胸に「まだ準備中なので、15分待ってください」「セットアップするまで売れないので、ちょっと後で来てください」と私たちも、慌ててたたき売ったりすることなく、今回はかなり冷静。
前回私が、慌てふためいて、1ポンドとか2ポンドで売ってしまって、「やー売れた売れた」とおめでたくも喜んでいた、使いかけのパフュームは、ちゃんとひとつ5ポンドで買っていただくことができました。ふぅー。
ちょっと心配していたラジカセなどの大物も、車から売り場に運んでくる途中で商談成立したり…
もしも売れなかったら持って帰ります…とご提供者がちょっと弱気だったデスクチェアも、ちゃんと買い手がつきました。
そのほか、大物も以下のように続々と買い手がついて。
Nintendo DS 日本仕様(25ポンド)
エスプレッソマシン、2カップ用(25ポンド)
Play Station 2(25ポンド)
画材セット(15ポンド)
また、開催者の方が、「日本人の義援金集めのストールにはいいものがあるからおすすめよ」と来るお客さんたちに宣伝してくれたり、売り物となるブツを持ってきてくれた日本人は無料で入場させてくれたり、本当に協力的でありがたかったです。
経験は力なり、で、今回はみな商売上手で、必要以上に値下げもせず、そしてお洋服などはコーディネーションしてディスプレーしたり(そうしておくとセットで買ってくれることも!)、結局、ピークの時間帯は6人でフル稼働でも忙しいくらいでした。
そしてそして、気になる結果は、といいますと、ジャーーーン!
売り上げは、461.90ポンドでした!!
写真には、451.90ポンドと書いてありますが、これは場所代をウッカリ計算に入れてしまったからです。ということで、461.90ポンド、さっそく小切手にしてGlobalGivingの「Japan Earthquake and Tsunami Relief Fund」に郵送しました!
これもひとえに、物品を寄付してくださった方々、また労働力を提供してくださった方、そしてフリーマーケットで買ってくださった方々、みんなの力ですね。本当に感謝。
次回は、6月25日(土)に開催の予定です。残念ながら私自身は日本に帰国中の時期にあたるので、参加できませんが、物品、ご協力者とも、常にお待ちしております。
12.6.11
腑抜けになってました。
サンマロへの旅行が終わり、義援金集めのための5月のセールが終わり、北ロンドン音楽祭が終わり、ここ2週間、腑抜けのようになってしまい、ブログをさぼってました。
おそらく、今年は例年になく多い日数、音楽祭のお手伝いに費やして、そのなかで、濃厚に感動すること、考えさせられることがいろいろあって、がくーっときたのかな、と思います。
この音楽祭を通じて、人生の大々先輩であり、すばらしい音楽家の方々、心から尊敬できる方々と広く交流を持つことができて、とてもありがたい経験をさせてもらっているなぁと…。
詳細については、自分のことだけではなくなってしまうので、ここでうまく書くことはできなくて、とても残念なのですが、きっとこの先、ことあるごとに思い出して、一生忘れないだろうな、と思う瞬間がいくつもありました。
そんなこんなでちょっと、腑抜け状態になっておりましたが、これから、自分をしゃっきっとさせて、こまめにアップしていきます。
おそらく、今年は例年になく多い日数、音楽祭のお手伝いに費やして、そのなかで、濃厚に感動すること、考えさせられることがいろいろあって、がくーっときたのかな、と思います。
この音楽祭を通じて、人生の大々先輩であり、すばらしい音楽家の方々、心から尊敬できる方々と広く交流を持つことができて、とてもありがたい経験をさせてもらっているなぁと…。
詳細については、自分のことだけではなくなってしまうので、ここでうまく書くことはできなくて、とても残念なのですが、きっとこの先、ことあるごとに思い出して、一生忘れないだろうな、と思う瞬間がいくつもありました。
そんなこんなでちょっと、腑抜け状態になっておりましたが、これから、自分をしゃっきっとさせて、こまめにアップしていきます。
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