18.4.07

クリエイティブの値段

自分ではそう思ってませんが、我々の仕事は、
「クリエイティブ」な仕事だと思われがちです。

それで、同じように「クリエイティブ」なクライアントさんと、
よりよい誌面を作るために、努力するのが仕事、
だと思われることが多いようです。

それは、確かに正しい、と思える部分もありますが、
困ってしまうのは、「クリエイティブ」な仕事をしている人は、
お金のことをごちゃごちゃ言うべきではない、という、
暗黙のプレッシャーがあるところです。

例えばの話、ものすごくリサーチに時間のかかる仕事で、
場合によっては本を何冊も読まなければいけなかったりして、
しかし、最終的にページ計算のギャラで、いろんな都合で、
2ページの企画になったので、2ページ分のお支払い、
なんてことが、けっこうあったりするのです。

そうなると、時給で計算すると仕事をしないほうがよいような、
ビジネスとしては最悪の結果になってしまったりします。

また、作業の割り振りにしても同じように、
ここからここまではあなたの仕事、ここからここまでは私の仕事、
ということをはっきりさせず、
あなたの好きなようにやらせて「あげる」という言葉で、
仕事量がぐーんと増えてしまって、最終的にビジネスとして、
またしてもありえない結果になってしまうこともありえます。

ここはきっちりビジネスライクに、ここからここまでは、
やるけれど、数字のギャランティをください、と言うべきであろうと、
わかっていても、この業界、なかなかそれが出来ないのが難点です。
これがイヤなら、日本の雑誌の仕事から手を引くべきなんだろうな、
とは思うのですが、そうそう簡単には決心できない今日この頃です。

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1 件のコメント:

  1. はじめまして。三十路ガールズ経由で拝見しました。私も95年渡英し1年滞在してました。もしかするとロンドンあたりですれ違っていたかもしれませんね。私は1年後に帰国しましたが;さらにお仕事もちょっと近い事もあってスゴく勝手ながら気になってしまって。しかも、先日の記事が、私が4月6日に書いた記事のキモチと似ているかな?そんな風に思っています。
    なので、もし良かったら読んでくださいね。最近、東京も寒いですがイギリスもですかね?どうぞお元気に!

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